当院の近くには尻別川へ流入する「くとさん川(倶登山川)」が流れています。アイヌ語の「クッ・シャン・イ」(=帯状岩板の断崖を下る急流の意)から「クトゥサニ」さらに「クトサン」とかわり、「倶登山川」となったそうです。一方明治26年には当地が「クッ・シャン・イ」から「倶知安」と命名されたとのことです。地域医療を目指した初心を忘れないために、診療所の名前をこの川から「くとさん外科胃腸科」としました。「川の水はいつも同じではないが、流れる川はいつまでも同じであってほしい」そんな「くとさん川」のような地元に愛される診療所でありたいと思っています。「くとさん外科胃腸科」は、羊蹄山の麓倶知安町の駅の近くにあります。
当診療所の診療内容の一部を紹介しますと
(1) 外来手術(外傷=けが、出来物=腫瘍・化膿、など)
(2) 鼻から挿入する経鼻用胃カメラによる胃内視鏡検査
(3) 胸部・腹部エックス線検査や骨折・脱臼などの一般レントゲン検査
(4) 胃バリウムや注腸バリウムによる胃や大腸の検査
(5) 頭部・胸部・腹部・などCT検査や超音波検査
(6) 骨粗鬆症検査、呼吸機能検査
(7) 禁煙外来やED相談など
(8) 健康診断など
検査の結果、より精密な検査や手術が必要な場合には、病診連携により病院を紹介しております。
最近の健康診断では、特に体の異常を自覚しない人でも高血圧・脂質異常症・高尿酸血症・肝機能障害(アルコール性)・糖尿病疑いなど生活習慣病を疑われる人が増えています。
私は検査結果を分かりやすく説明し、生活習慣病の予防・治療に役立ちたいと考えています。
「地域に根ざした優しい医療」を目指してスタッフ一丸となって頑張っております。
羊蹄太鼓は昭和38年、高田緑郎さんによって作曲された和太鼓の演奏曲です。四季折々の羊蹄山の姿、山頂を目指す人たちの苦楽を表現したものです。
羊蹄太鼓は未来へ継承すべき、誇れる郷土芸能であることから平成9年11月1日、倶知安町無形民俗文化財に指定されました。同時に羊蹄太鼓の保存、継承団体として「くっちゃん羊蹄太鼓保存会」が団体指定されました。